東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」にある「アナとエルサのフローズンジャーニー」は、映画『アナと雪の女王』の世界を16名乗りのボートで旅するライド型アトラクションです。
新エリアの中でも随一の人気を誇るこのアトラクションについて、見どころからストーリー、DPAの使い方まで、詳しくお伝えします。
アナとエルサのフローズンジャーニーってどんなアトラクション?
基本情報
映画『アナと雪の女王』の物語を、水路を進むボートで追体験するライド型アトラクションです。プロジェクションマッピングや精巧なオーディオ・アニマトロニクスをふんだんに使った演出で、映画の感動的な名シーンが目の前で繰り広げられます。
絶叫要素は基本的になく、身長制限もないため、小さなお子さまから大人まで幅広い層が楽しめます。最新技術のオンパレードともいえる圧倒的な体験は、初めて乗った瞬間から心を奪われるほど。ファンタジースプリングスを訪れたなら、ぜひ一度は乗っておきたいアトラクションです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エリア | ファンタジースプリングス |
| 所要時間 | 約6分30秒 |
| 定員 | 16名 |
| 身長制限 | なし |
| 雨天 | 屋内のため雨の日も安心 |
| お子さま | ひざの上に乗せてご利用可 |
| DPA | ディズニー・プレミアアクセス対象 |
| シングルライダー | 対象(公式情報) |
フローズンキングダム|王国に踏み入れる前から物語が始まっている

ファンタジースプリングスの奥、「フローズンキングダム」の世界に入った瞬間、遠くにノースマウンテンとエルサの氷の宮殿がそびえ立つ光景が目に飛び込んできます。アトラクションの建物はそのふもとに位置しており、その荘厳な雰囲気に包まれるだけで、アレンデール王国を本当に訪れたような気分になれること間違いなしです!


待機列|並んでいる時間も物語の一部
このアトラクションの待機列はTDR屈指の作り込みと評判です。城内をいくつかの部屋に分けて進んでいく構成になっていて、映画の世界観をこれでもかと丁寧に落とし込んだ展示が並びます。
最初に迎えてくれるのは「ファミリールーム」。壁には幼いアナとエルサの肖像画、両親との家族写真、そして映画後の現在の姿まで、ロイヤルファミリーの歴史が一枚一枚に刻まれています。そのそばには、姉妹が子供の頃に遊んでいたぬいぐるみも。時が止まったかのような小さな展示ですが、映画を観てきた方なら思わず足を止めてしまう場面です。

ぬいぐるみの中に、見慣れないキャラクターを見つけたら要注目です。これは「サー・ヨルゲンビョルゲン」といい、幼い頃のエルサが話し相手にしていた大切な存在。映画本編ではなく、Disney+で観られる短編「アナと雪の女王/家族の思い出」にだけ登場するキャラクターです。知っている方にとっては「ここまで再現するのか!」と胸を打つアイテムです。
さらに進んでいくと、からくり時計のような仕掛けがあり、扉が開いてオラフなどの人形が飛び出してきます。つい見入ってしまう可愛らしい演出です。
さらに、乗り場のすぐ手前まで来ると、空間がガラリと変わります。三角形の高い天井から藤の花が大量に垂れ下がり、ロマンチックな雰囲気の中でボートを待つことになります。
待機列全体を通じて専用BGMが流れており、公式CDにも収録されるほど作り込まれた音楽が味わえます。



隠れミッキーを探してみよう
待機列エリアには、隠れミッキーが複数潜んでいます。待機列の柱の上部、裁縫道具が並ぶ作業台の3つのボタン(ミッキーの顔の形に並んでいます)、そして編み物作品の縫い目の中にも!

アトラクション内に入ると夜空の月の模様もミッキー形になっています。ゆっくり周囲を観察しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
DPAを使うと待機列の仕掛けを通らないことに
DPAの優先レーンはQラインのほとんどを通らない構造になっています。城内の展示をじっくり楽しみたい方は、DPAを使わず通常列に並ぶのも一つの選択肢です。
怖い?濡れる?乗る前の疑問をまとめて解決
怖い?怖くない?
このアトラクションには、大きな落下はなく、ボートはゆったりと水路を進みます。ただし、このアトラクションには途中で進行方向が変わるユニークな演出があります。前向きに進んでいると思っていたら、急に後ろ向きに進むという驚きの仕掛けが組み込まれており、これ自体が体験の一部として楽しめます。
終始ゆったりとしたボートで移動するアトラクションではありますが、暗い場面や大きな音が続く演出があるため、小さなお子さまと乗る際はその点を念頭においてあげるといいですね。
濡れる?手荷物は?
水路を進むライドですが、直接水しぶきを浴びるような場面は基本的にありません。
ただし、ボートの床が湿っていることがあるため、荷物は膝の上か手元のバッグにしまっておくのが安心です。スマートフォンや貴重品はポケットやバッグに収納した状態で乗り込みましょう。
ライドで追体験するアナ雪の物語|映画を再現した全シーン紹介
物語のはじまり

ボートが動き出すと、まずトロールの長「パビー」が幼い仲間たちにアナとエルサの物語を語りはじめます。このプロローグ的な演出が、私たちを映画の世界の中へいざなう没入体験の始まりです。
そこに映し出されるのは、幼いアナとエルサが楽しそうに遊ぶ場面。エルサが魔法で雪を降らせたり、オラフの雪だるまを作ったりして、2人で走り回るほほえましい光景です。
しかしここで、エルサの魔法がアナに誤って当たり、アナが倒れてしまいます。この出来事が、2人の長い別れを引き起こすことになるのです……。
引き離された姉妹


成長の過程で、エルサは魔法を恐れて自らを部屋に閉じ込めます。扉越しに呼びかけるアナ、答えられないエルサ……。映画でも胸が痛むこのシーンが目の前に迫ってきます。映画を観てきた方には、ここで早くも込み上げてくるものがあるかもしれません。
戴冠式と「とびら開けて」


成人したアナとエルサ。戴冠式の日に心が躍るアナは、美しいアレンデール城の中で「生まれてはじめて(For the First Time in Forever)」を歌いながら踊りまわります。エルサの決意も場面も描かれています。

やがて出会ったハンス王子とアナが、名曲「とびら開けて(Love Is an Open Door)」を歌いながら踊るシーンは、ライドの中でもロマンティックな場面のひとつです。
しかしその直後、エルサの魔法が暴走してしまう緊迫のシーンへと転じます。


Let It Go|エルサの解放


さらに、エルサがノースマウンテンへと旅立ち、「ありのままで(Let It Go)」を歌いながら氷の宮殿を築き上げるシーンが始まります。このアトラクション最大の見どころのひとつです。
プロジェクションマッピングと特殊効果が組み合わさった映像は圧巻の一言で、筆者も初めて体験したとき思わず声を上げてしまいました。まさに「最新技術と感動のオンパレード」といえる美しい場面です。



夏が戻ってきたアレンデール城



雪だるまのオラフ、山男のクリストフ、トナカイのスヴェンなどのキャラクターが次々と登場します。映画でおなじみのキャラクターたちがアニマトロニクスとして目の前で動き回る体験は、映像で観るものとはまた別の感動があります。
映画で心を動かされた方なら、ライドの中でも再び感情が揺さぶられることになるかもしれません。単に「映像を見る」のではなく、その世界の中に自分が入ったように感じられることで、感動がさらに深まります。すべてが解決したラストシーンでは、温かな気持ちで下船できます。

アナ雪の世界をもっと深く楽しみたい方へ
アトラクションは映画『アナと雪の女王』の第1作を主に再現しています。第2作の要素はほぼ登場しないため、特に1作目を観てから乗ると各シーンの元ネタがわかるはずです。まだ観ていない方は、乗車前に一度観てみると何倍も楽しめるはずです。一度観た方も、乗車前の予習にもう一度観ておくのがおすすめです!
どうやって乗る? DPAと通常待機列の使い方
2025年4月以降、ファンタジースプリングスのスタンバイパスは廃止されました。現在はディズニー・プレミアアクセス(DPA)を購入するか、通常の待機列に並ぶかの2択です。
DPAは1名2,000円の有料サービスで、指定した時間帯に短い待ち時間で体験できます。エリア随一の人気アトラクションだけに、混雑日は開園直後(場合によってはハッピーエントリーの時間帯)に売り切れるケースも少なくありません。入園前から公式アプリにログインしておき、入園と同時にすぐ購入手続きに進める状態にしておくことが重要です。
通常待機列は誰でも並べますが、混雑日には待ち時間が120〜200分を超えることもあります。
また、このアトラクションは、意外なことにシングルライダー対象です。ただし、当日の運営状況によって休止されることもあるため、「あれば使う」くらいの感覚でチェックしてみましょう。
ハッピーエントリーが使えるホテルに泊まると存分に楽しめる
2025年9月以降、東京ディズニーシーでハッピーエントリーを利用できるのはホテルミラコスタとファンタジースプリングスホテルの宿泊者のみです(工事に伴う変更)。一般ゲストより5〜15分早くパーク内に入れるため、いち早くDPAを購入できるのが最大のメリットです。
なお、ファンタジースプリングスエリアに直接入場できるのはFSホテル宿泊者のみです。ミラコスタ宿泊者はメインエントランスからの入場になるため、エリアに到着するまでに徒歩で15〜20分ほどかかります。それでもDPAを早く取れるメリットは大きく、ファンタジースプリングスを優先するなら非常にアリな選択肢です。
まとめ|真実の愛を、ライドで感じるひと時
- 16名乗りのボートで映画『アナと雪の女王』を追体験する、ファンタジースプリングス随一の人気アトラクション
- 所要時間は約6分30秒、身長制限なし。大きな落下要素はなく、絶叫系が苦手な方も安心して楽しめる
- 進行方向が変わる演出、プロジェクションマッピング、アニマトロニクスなど最新技術が織りなす没入体験が最大の見どころ
- 映画第1作を事前に観ておくと、各シーンの元ネタがわかり感動が倍増!
- スタンバイパスは廃止済み。乗り方はDPA購入か通常待機列の2択。混雑日は朝イチ行動が鉄則
編集部がファンタジースプリングスの中でも特におすすめしたいアトラクションの一つです。アレンデール王国の壮大な物語と最新技術の融合が生み出す体験は、きっと心に刻まれるはず。
ぜひ自分の目で「真実の愛」を確かめに行ってみてはいかがでしょうか。





